出版社内容情報
EU(ヨーロッパ連合)の加盟国27か国中、21か国の言語教育の政策と現状をまとめた。『欧州言語共通参照枠』(CEFR)や「欧州言語ポートフォリオ」「CLIL」など、関連事項の解説付き。日本の外国語教育の参考にも。
EUの言語教育政策』関連事項の解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
3
言語教育政策を軸にEU各国の歴史と変遷、外国語教育及び教員養成の現状、そして日本が学ぶべきことを含む考察がそれぞれ収録。近年、言語教育にCEFRの応用が国内至る所で提唱され、親近感があるEUだが、知らないことが多い。経済共同体の印象が強い機構だが、元々不戦共同体として発足。多文化共生を嘱望する日本には学ぶことが多い。でも、メディアはなぜかあまり取り上げず、何故かアメリカばかりの印象。各国の人口、民族構成、主要産業等のデータもあり、まだ訪れたことがないヨーロッパを鳥瞰。特にマルタに興味が湧き、行ってみたい。2018/11/02
kozawa
1
EU「各国」の言語教育政策。21国の歴史、言語現状、教育システム概要、言語教育を解説して日本への提言、と。民族と言語と近隣諸国についての関係がEUと日本では違いすぎるのでそのまま当てはめるわけにもいくまいが、興味深い指摘ではある2010/07/23