内容説明
本書は、近年、研究が盛んになってきている日本語の「とりたて」について、古代語から現代語までの歴史的変化と、各地の方言に見られる地理的変異という二つの観点を取り入れ、総合的に追究したものである。
目次
第1部 特立のとりたて―「こそ」を中心に(現代語の特立のとりたて;特立のとりたての歴史的変化(中世以前;近世以降) ほか)
第2部 極限のとりたて―「さえ」「すら」「だに」など(現代語の極限のとりたて;極限のとりたての歴史的変化 ほか)
第3部 限定のとりたて―「だけ」「のみ」「ばかり」など(現代語の限定のとりたて;限定の取立ての歴史的変化(中古以前;中世以降) ほか)
第4部 とりたての体系(現代語のとりたての体系;とりたての体系の歴史的変化 ほか)