出版社内容情報
語の基本的性質/語彙意味論/特質構造と多義性/複合名詞の意味解釈/語彙概念構造/名詞から動詞へ/動詞から名詞へ/名詞+動詞型の複合語/動作主名詞の意味/派生接辞の意味ほか
内容説明
本書は、最近の形態論・語形成論で研究されている様々な現象のうち、とくに意味との関わりが深いことがらを取り上げ、英語と日本語の多彩な例に基づいて具体的に説明していく。レヴェル的には、学部の3・4年生から大学院の修士課程あたりを念頭に置いている。
目次
語の基本的性質
語彙意味論
特質構造と多義性
複合名詞の意味解釈
語彙概念構造
名詞から動詞へ
動詞から名詞へ
名詞+動詞型の複合語
動作主名詞の意味
派生接辞の意味〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niko
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全体的にはそれ程目新しいところはなかったのですが、英語と日本語の比較等、非常に分かりやすくてよかったです。また、認知意味論が土台になっているみたいですが、特に気になりませんでした。まあ、今まで形態論の本を読んだ事がないので比較しようがないだけなのですが、個人的には、この本そのものより、豊富なFurther Readingsの一覧が今後役に立ちそうなのがうれしいです。2009/07/21
メタファル
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影山先生による分かりやすい形態論入門。とりわけ、LCS(語彙概念構造)やクオリア構造に基づいた動詞、名詞、複合語についての分析。本書は認知意味論的立場をとっていると書いているが、果たして…。2010/09/04