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内容説明
激しく燃えるローソクのように身を焦がし生きた異端の天才画家、カラヴァッジョ。刃傷沙汰、たび重なる投獄、そして逃亡。ローマ、ナポリ、マルタ島へと放浪する画家を追って名画の裏に隠された謎と真実を書き出す問題作。
著者等紹介
デンプ,ペーター[デンプ,ペーター][Dempf,Peter]
1959年、南ドイツ、アウグスブルグに生まれる。ミュンヘン大学、マンハイム大学でドイツ文学、歴史を学んだ後、1983年よりおもに歴史をテーマとした脚本、小説、詩などを多数発表している
相沢和子[アイザワカズコ]
上智大学文学部ドツ文学科卒
鈴木久仁子[スズキクニコ]
上智大学外国語学部ドイツ語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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駄目男
1
カラヴァッジョが描く聖人像を忌み嫌う教皇と彼の天才性を疑わない甥の枢機卿など登場人物はさして多くないが人名が覚え辛いのが難点。 それにしてもカラヴァッジョ、性格的には破滅型で気性が荒く酒癖が悪い。 「殺人を犯したバロック画家」と副題にあるが嘘か誠か生涯に2人の男性を殺害したように書かれているが本当なのだろうか。 天才的芸術家にして殺人犯などという人物はそう稀に居るものではないだけに、つい古本屋で目にしたこの分厚い本を買ってしまった。2014/08/18
timeturner
0
面白かった! チャプターがとても短く、テンポよく場面が切り替わるので退屈せずに一気に読んでしまった。しかし芸術家とは思えない、まるで冒険小説のような一生だなあ。2007/07/03