内容説明
本書では口腔癌に関する一般的な記載はもちろんのこと、さらに予防に着目し今までの検診、そしてこれからの検診についても詳細に解説した。
目次
第1章 口腔癌検診の目的―口腔癌検診の普及がなぜ必要なのかを考える(口腔癌の疫学あれこれ;歯科医師による口腔癌の早期発見・早期治療を考える ほか)
第2章 口腔癌の臨床と病理―上皮細胞の異形成と口腔癌発生のメカニズムと病理(口腔粘膜上皮の構造;発癌のメカニズムは遺伝子の変異にあり ほか)
第3章 今日の口腔癌の治療―現在、口腔癌の治療はどのように行われているのだろうか(口腔癌患者への対応;診断・治療方法 ほか)
第4章 口腔癌検診の実際―大学、歯科医師会、行政の連携による口腔癌検診の実際と将来展望(地域支援病院と歯科医師会、地方自治体との医療連携;検診事業の流れと診査手順 ほか)
第5章 口腔癌を予防していくには―癌の予防はそう単純ではない。国立がんセンターの提唱する「がんを防ぐための12ヵ条」はあらゆる癌の予防の指針となる(さまざまな口腔癌のリスク因子;喫煙と飲酒はどれくらい口腔癌に影響するか ほか)
著者等紹介
柴原孝彦[シバハラタカヒコ]
1979年東京歯科大学卒業。1984年東京歯科大学大学院歯学研究科修了。歯学博士。1984年東京歯科大学口腔外科学第一講座助手。1989年東京歯科大学口腔外科学第一講座講師。1993年ドイツ・ハノーバー医科大学客員研究員。2000年東京歯科大学口腔外科学第一講座助教授。2004年東京歯科大学口腔外科学第一講座主任教授。2005年東京歯科大学口腔外科学講座主任教授。主な所属学会など、日本口腔外科学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本口腔科学会など。(社)日本口腔外科学会認定「口腔外科専門医・指導医」、インフェクション・コントロール・ドクター
片倉朗[カタクラアキラ]
1985年東京歯科大学卒業。1991年東京歯科大学大学院歯学研究科修了。歯学博士。1991年東京歯科大学口腔外科学第一講座助手。2000年東京歯科大学口腔外科学第一講座講師。2003年UCLA顎顔面口腔外科・頭頚部外科Visiting Assistant Professor。2005年東京歯科大学口腔外科学講座講師。主な所属学会など、日本口腔外科学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本頭頚部癌学会、日本口腔科学会など。(社)日本口腔外科学会認定「口腔外科専門医・指導医」、インフェクション・コントロール・ドクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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