内容説明
本書では『トータルエッチング』と『樹脂含浸層』の成功から、現在主流となりつつある『オールインワンシステム』の開発までの流れをまとめて解説するとともに、グラスアイオノマーセメントのMIに果たす役割について述べている。さらにう蝕治療の本道ともいうべき感染象牙質の除去基準とコンポジットレジン充填の基準と臨床を写真とイラストを用いてビジュアルに詳しく解説するとともに、審美とMIの調和という観点、および長期症例から学ぶという観点から考察を加えている。また今後普及するであろう手技(レジンコーティング法、モノブロック修復法、コンビネーション修復やレーザー修復の応用)についても症例を提示しつつ解説を加えた。
目次
1 MIを支える接着修復
2 感染象牙質の除去基準とコンポジットレジン充填の基礎と臨床
3 接着時代のインレー・アンレー修復とMI長期症例が示唆すること
4 コンビネーション修復
5 次世代の歯冠修復法レジンコーティング法とモノブロック修復法とは?
6 MIコンセプトを活かすレジンによる直接覆髄
7 根面う蝕への応用
8 う蝕治療のMIに貢献するグラスアイオノマーセメント
9 審美とMIの調和
10 レーザー治療のMIへの応用
MI治療を支える日本の接着修復材料
著者等紹介
吉山昌宏[ヨシヤママサヒロ]
大阪府出身。歯学博士。1982年徳島大学歯学部卒業。1986年徳島大学大学院修了。現在、岡山大学大学院医歯学総合研究科生体機能再生・再建学講座歯科修復学分野教授
桃井保子[モモイヤスコ]
長崎県出身。歯学博士。1976年鶴見大学歯学部卒業。現在、鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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