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内容説明
権力闘争と異端審問、ナポレオンの侵攻に苦しむ18世紀末スペイン。名門アルバ女公爵との宿命の恋。名画「着衣のマハ」「裸のマハ」のモデルの謎。貪欲な権力者マリア・ルイーサ王妃、そして宮廷画家は、人間の暗黒を描き出す絵画史上の巨人へと変貌していく―。偉大な芸術家の軌跡を描きだす壮大な伝記歴史小説。
目次
スペイン
宮廷画家、ゴヤ
アトリエにて
恋人ペパ
ゴヤの光
新しい肖像画
宰相ゴドイ
王妃と宰相
王妃の恋敵
自由主義者ホベリャーノス〔ほか〕
著者等紹介
フォイヒトヴァンガー,リオン[フォイヒトヴァンガー,リオン][Feuchtwanger,Lion]
1884年ミュンヘン生まれ。反ナチズムユダヤ人作家、歴史小説家として幅広い読者層をもつ。哲学・文献学を学び、ハイネ研究でドクトルを取得。文化雑誌「シュピーゲル」を編集、演劇誌「シャウビューネ」の劇評家となる。二十五歳から本格的作家活動に入り、『醜い公爵令嬢鰐口マルガレーテ』『ユダヤ人ズュース』はベストセラーに。アメリカ講演旅行中にナチスが政権掌握、彼の著作が禁書とされ、市民権を剥奪されたため帰国を断念、南仏に亡命。1937年スターリンと会見。一時投獄されるが、1941年アメリカへ亡命、ミリオンセラー作家として活躍。1958年ロサンゼルスにて逝去
鈴木芳子[スズキヨシコ]
1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻・翻訳家。1999年ゲーテ・エッセイコンクール受賞(ドイツ語)
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