内容説明
明治43年の白鳥・内藤説“順次方式”から100年、昭和22年の榎説“伊都国放射状方式”から64年ぶりに、新たな解読法を提唱。位置比定に関する問題点をわかりやすく解説し、倭人伝の表記の定義と「略載」箇所を厳密にとらえなおす。
目次
「略載」の省略内容から倭国を構成する諸国を比定
倭国伝と同様の定義で東夷諸国を比定
倭国と会稽郡および東海郡の位置関係
順次法、伊都国放射状法、一支国放射状法―三法の比較
女王国および女王の解釈と定義
現在の九州各県を順次法で解釈
邪馬台国内の地理はもっと明らかにできないのか
従来の九州説に対する評価と倭国の大乱
奴国を盟主とする政権から邪馬台国を盟主とする政権へ
『魏志』倭人伝の“抜粋”部分を解釈
西征から東征へ
『日本書紀』、『三国史記』の暦日と紀年
万世一系二六〇〇年の皇統と一七五〇年の天皇(大和国皇統)
著者等紹介
中村隆之[ナカムラタカユキ]
1956年、鹿児島県に生まれる。防衛大学校卒業。2010年度、陸上自衛隊を退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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