内容説明
「教育県」と謳われた福岡県において、明治・大正期に行われていた初等地理教育の実践の中に、科学的な社会認識形成の萌芽・胎動が存在していた―。『福岡県教育会々報』、『大牟田市案の教育』他、貴重な資料を精査・駆使し、「社会科教育における戦前・戦後の断絶」という定説に挑んだ、稀にみる労作。
目次
第1章 目的・内容・方法・資料・研究史概要
第2章 「学制」頒布時から明治二〇~三〇年代―萌芽期1・2
第3章 大正デモクラシー期―胎動期1
第4章 昭和初期―胎動期2
第5章 昭和一〇年代―退潮・変容期
第6章 総括
著者等紹介
祇園全禄[ギオンゼンロク]
1939(昭和14)年、福岡県に生まれる。福岡学芸大学卒業。兵庫教育大学大学院修士課程修了(教育学修士)。元・福岡市立公立中学校教諭・教頭・校長。元・福岡県教育庁主任指導主事。元・福岡市教育委員会高等学校活性化等担当部長。前・国立弘前大学教育学部教授。元・弘前大学教育学部附属中学校校長(併任)。元・弘前大学生涯学習教育研究センター長(併任)。現・国立大学法人兵庫教育大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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