感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カール
6
歴史街道や歴史群像よりも数段濃いというか、マニアックというか。いちを本屋さんで買えるような一般書籍ではあるが、あまり利潤を求めていない姿勢には脱帽する。特集では中世戦国期における九州の大名とキリスト教の交わりやキリシタン大名の紹介がされている。だが雑誌は歴史だけでは収まらず、生物の多様性に関する記事や『養生訓』を扱った記事があったりと歴史雑誌の枠に収まらない部分が素敵です。個人的におすすめの記事は「異色の戦国大名大村純忠」「矢方池築造に命を賭けた高橋庄蔵の生涯」「筑後人物伝VOL.4横綱・雲龍久吉」。 2021/05/02