内容説明
九万年前の阿蘇大火砕流が生み出した阿蘇ピンク岩層。この岩層から切り出された石棺が、海を渡り、畿内周辺の特定の王墓のみに入る。この赤い柩の意味は―。動乱期に現れる赤い柩は何を語るか?大和王朝の謎を解明する。
目次
大王陵での発見(継体陵の赤い石;推古初陵の発見 ほか)
允恭から雄略へ(倭の五王の時代;火国に允恭后領 ほか)
吉備王国と火の国(異風の古墳;吉備聖域に肥後の墓 ほか)
継体王朝の謎(継体の即位;日本海の雄、筑紫とむすぶ ほか)
飛鳥宮廷戦争(聖徳太子と礼拝石;推古陵の赤い石棺 ほか)
海道をゆく(最西端の津見わたす古墳―東シナ海・松浦半島;海洋国家と海の神々―玄界灘・博多湾 ほか)
著者等紹介
板橋旺爾[イタハシオウジ]
1946年、福岡市生まれ。明治大学文学部史学科考古学専攻課程卒。福岡市教育委員会文化課埋蔵文化財調査員などを経て現在、読売新聞西部本社編集委員、熊本大学大学院社会文化研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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