内容説明
北九州市を中心とする地域と下関市とは、関門地域として一体の経済圏を成してきた。この経済圏における鯨産業の発達過程と経済波及効果などを歴史的に検証、併せてノルウェーや韓国との比較検討を通して、鯨産業・鯨文化形成メカニズムの解明をめざした意欲的な論考。
目次
第1章 北九州地域における鯨産業・鯨文化の検証(北九州地域と鯨の関わりの歴史的変遷;北九州地域における鯨産業・鯨文化の検証;北九州地域における鯨産業・鯨文化の発達形成の背景と要因)
第2章 下関における鯨産業・鯨文化の検証(下関と鯨の関わりの歴史的変遷;下関における鯨産業・鯨文化の検証;下関における鯨産業・鯨文化の発達形成の背景と要因)
第3章 鯨産業・鯨文化の形成メカニズムの解明(北九州地域と下関の鯨産業・鯨文化の比較・関門地域とノルウェー、韓国の鯨産業・鯨文化の比較;鯨産業・鯨文化の形成メカニズムの解明;鯨産業・鯨文化の形成メカニズムと将来展望)
終章 鯨文化を継承するために
著者等紹介
岸本充弘[キシモトミツヒロ]
1965年、山口県下関市に生まれる。北九州市立大学大学院社会システム研究科博士後期課程修了。博士(学術)。下関市新水族館建設推進室、IWC推進室、(財)日本鯨類研究所派遣を経て、現在、下関市農林水産部水産課勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。