内容説明
柳川立花伯爵家の1人娘として生れ、テニス日本チャンピオンに耀き、3男3女を育て…。戦後を「御花」の女将として逞しく時代を生き抜いた最後のお姫さまが語る明治、大正、昭和、平成。
目次
序章 晩秋の陽に誘われて
第2章 思い出すままに 私の幼年期
第3章 女子学習院時代
第4章 主婦として
第5章 女将として
第6章 やわらかな光のなかに
著者等紹介
立花文子[タチバナアヤコ]
柳川立花家15代立花鑑徳、艶子の一人娘として、明治43年6月1日に生れる。昭和10年、島村和雄氏と結婚。名古屋、北海道、木曽などをサラリーマンの妻として生活。昭和22年、柳川に帰る。夫・和雄氏とともに御花を料亭・旅館としてスタートさせ、今日の御花の基礎をつくる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
1
波乱万丈のはずなのに、そう感じさせないところが、お姫様なのかしら。2010/05/07
minami@tw
0
立花宗茂を大河で、そして文子さんは朝ドラで! 本当のお姫様は強いのです 2025/05/03
鈴木貴博
0
立花文子さんの回想録。旧柳河藩主家・伯爵立花家に生まれ、お姫様育ち、転勤族公務員の配偶者、そして戦後は”旧領”柳川で料亭・旅館を経営し苦労の上成功、地域の振興にも貢献。時代を象徴するひとつの人物像として興味深く読む。2022/11/08
とりみ
0
柳川を旅行した際に 御花で食事をして 西洋館と庭園を見学しました。 そのときに 文子さんに興味をもち この本を読みました。 文子さんが結婚してから 北海道に住んでいたこともあったことは 嬉しく感じましたし 小さい頃のお姫様生活を 別世界で面白く その後の大変なことも 乗り越える強さがすごい。 一生懸命っていうのが ピッタリの女性。 明治時代の庭園の写真を見ることができたのも 嬉しかったです。2020/02/15