内容説明
世界史的な転換点にあって産業・社会はどのような変貌を遂げようとしているのか。産業の構造と集積・国際化、金融状況、地域協治、観光、民族関係など、北九州市における「脱近代」(ポスト・モダン)への取り組みとその課題を明らかにする。
目次
第1部 ポスト・フォーディズム時代の産業(マザー・インダストリーとしての北九州産業;企業城下町型産業集積における機能強化の方向;環境産業の発展と都市成長戦略の変容;北九州都市圏の地域金融構造とその動向;北九州地域経済の国際化―東アジア・環黄海圏における地域間の経済交流・連携)
第2部 ポスト・モダン時代の社会(地域コミュニティの再構築と“地域協治”の模索;観光のポスト・フォーディズム―「門司港レトロ地区」における地域づくり研究をとおして;北九州市における民族関係―民族的共生社会づくりとボランティア)