森の中の旅人―学徒動員世代の道はるか

森の中の旅人―学徒動員世代の道はるか

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784874152652
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

学徒動員、そして敗戦―激動の時代に向き合った或る魂の軌跡。昭和の幕開けとともに生まれ、戦争の足音を聞きながら育った青少年期。「まやかしの平和」としか感じられなかった戦後の民主主義を積極的に“認知”するに至らせたのは、西洋の近代思想であった。旧制福岡高校を経て京都大学で哲学を学び、教師となって大分・中津へ。福沢諭吉研究に携わる著者の、哲学の森を旅する苦悩と喜びの半生。

目次

序章 歴史の重みを背負いつつ
第1章 大義に生きた少年の日々―あゝ紅の血は燃ゆる
第2章 敗戦後の惑いの日々―あゝ玄海の浪の華
第3章 京洛の地に学ぶ日々―九重に花ぞ匂へる
第4章 高校教師の哀歓の日々―栄えよ その名平安
終章 過去が現在を養う