内容説明
紀元前3世紀、フランス南西部は大西洋に注ぐガロンヌ河の河口にケルト族が港を開いた。西部ヨーロッパで最も古い交通の要衝として繁栄したこの港には、多くの人や物、技術、文化が集積された。中でも地中海沿岸からもたらされたワインは瞬く間に人々を魅了して港を潤し、市郊外を広大なぶどう畑に変えていく。紀元前から現在に至るボルドーの政治、経済、文化、市民生活の移り変わりを丹念にとらえ、各所のぶどう畑の特色をまとめた大作。
目次
第1章 ボルドーの位置
第2章 古代のブルディーガラ人の活動―紀元前3世紀‐紀元4世紀
第3章 アクィーターニアの首都としての活動の始まり―5‐9世紀
第4章 ボルドーがフランスの歴史に記録されていない時代―10‐15世紀
第5章 すばらしい運命に恵まれたボルドー―16‐18世紀
第6章 積極さを欠いた時代―1815‐1939年
第7章 新しい出発に向けて―1940‐90年
第8章 ボルドーの地域のぶどう畑
第9章 ボルドー大学、エコール・デ・ボー・ザール・ド・ボルドー美術学院
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