内容説明
19世紀後半に「独立自尊」を唱え、個人の独立が一家の独立を支え、それが一国の独立を守ると説いた福沢諭吉。家族や国家の概念が揺らぐ今、真の自立の意味を福沢の思想に読み取る。
目次
はじめに 福沢思想との出会い
1 福沢諭吉の思想形成(蘭学修業―物理学への開眼;欧米体験―市民社会との出会い;明治維新と福沢諭吉;『学問のすゝめ』―国民の教科書;『文明論之概略』―福沢諭吉の思想的ダム)
2 福沢思想による戦後史の診断(これからの道徳教育―福沢諭吉の「修身要領」に学ぶ;福沢諭吉の女性論―その今日的意味を考える;福沢諭吉の学問独立論と戦後の教育行政―「君が代・日の丸」問題を考える;福沢諭吉の『帝室論』と象徴天皇制―即位礼・大嘗祭をめぐって;福沢諭吉の学問観―「学問に凝る勿れ」 ほか)
おわりに 福沢思想を学ぶことの意味
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- 和書
- 食品成分の相互作用