海鳥ブックス<br> 山頭火を読む

海鳥ブックス
山頭火を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784874150108
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0095

内容説明

酒と、行乞と、句作の日々を送った、放浪の俳人・種田山頭火。社会の周縁部をさすらう中から生まれでた自由律俳句や、その境涯そのものが、なぜに人びとの一番敏感な部分を刺激して止まないのだろう。山頭火の句の磁力を内在的に辿り、放浪することの普遍的な意味を抽出し、俳句的表現と放浪との有機的な結びつきに論を進めていく。種田山頭火論であると同時に、文学のなりたつ根っこへ発せられた熱っぽい問いかけでもある。

目次

第1章 山頭火俳句の小宇宙(「遊び」と「私」性のはざま;松はみな枝垂れて南無観世音;分け入っても分け入っても青い山 ほか)
第2章 自由律の夢の跡(涸れきった川を渡る;鉄鉢の中へも霰;短律句のアポリア ほか)
第3章 旅と庵住の間(放浪と表現;日記の灰のこれだけか;平常心の方へ;何と旅はおもしろい事がある! ほか)

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