内容説明
本書はたんにマイコプラズマの生物学についての基本的な知識と同時に、とくに既刊の成書にみられない特徴として、マイコプラズマおよびマイコプラズマ病の各種検査法についても記載されるように配慮した。
目次
１章 マイコプラズマの生物学（歴史と分類；形態；栄養要求と増殖；生化学的性状；血清学的性状；遺伝学的性状；マイコプラズマウイルス；マイコプラズマプラスミド；薬剤感受性；感染と免疫；同定ならびに新種名提案時の必須検査項目）
２章 動物のマイコプラズマ叢とマイコプラズマ病（ウシのマイコプラズマ；ヤギ・ヒツジのマイコプラズマ；ブタのマイコプラズマ；ウマのマイコプラズマ；イヌのマイコプラズマ；ネコのマイコプラズマ；実験小動物のマイコプラズマ；サル類のマイコプラズマ；ニワトリのマイコプラズマ；ニワトリ以外の鳥類のマイコプラズマ；野生動物・動物園動物のマイコプラズマ）
３章 ヒト、植物および昆虫のマイコプラズマとマイコプラズマ病（ヒトのマイコプラズマ；植物および昆虫のマイコプラズマ）
４章 マイコプラズマと細胞培養（細胞培養から分離されるマイコプラズマ；マイコプラズマ汚染の細胞培養に及ぼす影響；汚染マイコプラズマの除去）
５章 マイコプラズマ実験法（分離培地と分離培養法（培地の組成と作製方法、分離の手順）
細胞培養汚染マイコプラズマの検出法
クローニング
菌株の保存
生化学的性状の検査
マイコプラズマ蛋白の検出
遺伝学的性状の検査
分離菌株の血清学的同定法
マイコプラズマ病の血清学的診断
薬剤感受性試験
実験感染法）
