基礎から学ぶ 細胞診のすすめ方

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基礎から学ぶ 細胞診のすすめ方

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  • サイズ B5判/ページ数 303p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784874020630
  • NDC分類 492.19
  • Cコード C3047

内容説明

本書は多くの写真が極めて適切なサイズでかつ質が極めて良好、解像力抜群で実に適切。解説的記述の占める割合が豊富であることも特長で、読む者にとって誠に好適です。全編は総論と各論に分かれており、各書に重要な事柄を「One pointアドバイス」「Key point」等と朱記して指摘しています。総論では細胞の構造・機能からcell cycle、標本の作製法、酵素抗体法、各種のマーカーが記載されており、細胞診判定分類記載ではベセスダシステム(The Bethesda System;TBS)まで記述されています。各論は女性性器から始まり内分泌臓器、造血臓器に至るすべての領域が網羅されており、それぞれの項目では重要な解剖・組織学、生理学的な解説から始まり、腫瘍の分類はそれぞれの「癌取扱い規約」のほか、AFIPを参照した分類、特にリンパ腫ではREAL分類、最新のWHO分類、染色体異常との関連まで触れられており、白血病ではFAB分類は勿論、新WHO分類や、これらとCD、さらに予後との関連など臨床的な解説も豊富で、IACのCT(IAC)資格試験にたびたび出題されている内容のレベルを反映しています。軟部組織は、鑑別に導入されるべき各種酵素抗体法の選択にも極めて有益です。さらに、最近次々と発表されている酵素抗体、例えば中皮腫細胞鑑別のcalretininなども記述されています。

目次

総論(細胞の基本構造と機能;細胞分裂と細胞周期;細胞診標本作製法;細胞診に用いられる染色法の実際とコツ;スクリーニングと結果判定・報告)
各論(女性性器の細胞診;呼吸器の細胞診;体腔液の細胞診;泌尿器の細胞診;乳腺の細胞診 ほか)