内容説明
中間時を生きるわたしたちは、否定的なものに囲まれてもなお希望を抱くことができる。生命、労働、結婚、政治、教会、神の国…。私たちの歩みのすべてを、終末から降り注ぐ光のもとで物語る。「物語る教会教義学」シリーズ最終巻、ここに堂々完結!
目次
否定的なものに囲まれても、なお
キリスト教的“信”の経験
救済史の担い手
キリストの体
神のインスティテューション―エクレシアと霊的制度
聖徒の交わり―見える教会と見えない教会
共同体の祝祭―説教とサクラメント
義認と聖化―福音と律法
歴史形成の論理
開始された終末論〔ほか〕
著者等紹介
芳賀力[ハガツトム]
1952年、神奈川県に生まれる。1979年、東京神学大学大学院修了。1983年、ドイツ・ハイデルベルク大学神学部留学。1987年、同大学より神学博士号取得。現在、東京神学大学学長(2023年3月末まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
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遂に、最終巻まで読破! 膨大な知の旅(とはいえ、ほんのわずか、ということも巻末に近づくほど繰り返される)で、記憶に残るのはかすかな知識… インデックスが欲しい気がする。 直前に読了した、D・F・ウォレスの『This Is Water』を見越していたように、最終章の直前に「私たちは今は水の器の中の魚のようなものだ。…海と比べればそれがいったい何なのだろう。」(R・バクスター)が引用されたのが、実にタイムリーでのけぞる。 死んで復活した主を、日曜日に礼拝する意味、安息という展望。 なんとも贅沢な「座右の書」!2025/02/06
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