内容説明
福音を初めて聴く人たちのように、ガリラヤでイエスの言葉に耳を傾ける人たちのように、あるいは、ローマ帝国の圧制の中、小さな家の教会の集まりで使徒たちが語った福音に触れる最初の聴衆のように、私たちは今、もう一度本来の福音とは何だったのか、考え直す必要があると思うのだ。(本書より)
目次
第1章 重要な問い
第2章 「福音の文化」か、「救いの文化」か
第3章 物語から救いへ
第4章 パウロによる使徒的福音
第5章 救いは福音をいかにして飲み込んでしまったのか
第6章 福音書の中の福音?
第7章 イエスと福音
第8章 ペテロの福音
第9章 今日における福音の宣言
第10章 福音の文化を造る
著者等紹介
マクナイト,スコット[マクナイト,スコット] [McKnight,Scot]
現代アメリカのアナバプティスト派の神学者で、イリノイ州ロンバードにあるノーザン神学校教授。専門は、新約学・初期キリスト教史。史的イエス研究、また聖書文学学会(SBL)、国際新約聖書学会(SNTS)での活動で知られている。研究を通して牧会で必要とされるさまざまな知識を提供し、全米各地および世界各地での講演活動と共に、イエス研究の分野の権威者として全米テレビ・雑誌・新聞等のメディア等に対するコンサルティングも行う
中村佐知[ナカムラサチ]
神奈川県出身。心理学博士、翻訳家。現在、シカゴ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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