内容説明
現代社会主義における経済システム・再生産・経済メカニズムの三層構造の機能分析を主軸として、本書は独自の篇別構成に立って、社会主義経済の諸法則を体系的に明らかにし、ペレストロイカを理論的に基礎づける。下巻では、農業関係、商品・貨幣流通、また経済メカニズムの改善における計画化、経済計算制、財政と信用、経済運営の主体的要因等を考察し、さらに社会主義世界経済の国際的展開などの理論的諸命題が分析される。
目次
第３篇 社会主義的再生産。生産の集約化と効率向上のための党の路線（社会主義社会における農業関係と党の農業政策；商品流通と貨幣流通、社会主義的拡大再生産におけるその役割；社会主義的生産の基本環における再生産）
第４篇 社会主義経済メカニズムの理論的基礎（社会主義経済メカニズムとその改善の基本的方向；計画化の科学的基礎とその改善の道；経済計算制と生産効率向上におけるその役割；財政と信用、経済メカニズムにおけるその地位と役割；社会主義的経済運営の効率向上における主体的要因の役割の増大）
第５篇 社会主義世界経済と、社会主義と資本主義との経済競争（社会主義世界経済とその発展の法則性。社会主義的経済統合；二つの世界体制の経済競争；共産主義の建設―党の最終目標）
