出版社内容情報
公立学校でもここまでできる!民間人校長として学校改革に取り組んだ8年間の軌跡。新学習指導要領を実現するマネジメントを紹介。
平川 理恵[ヒラカワリエ]
著・文・その他
内容説明
公立学校でもここまでできる!「社会に開かれた教育課程」、「主体的・対話的で深い学び」、特別支援教育、「働き方改革」…民間人校長として学校改革に取り組んだ8年間の軌跡。
目次
1章 学校改善のマネジメント
2章 新学習指導要領の理念を自校に落とし込む
3章 「社会に開かれた教育課程」
4章 「主体的・対話的で深い学び」
5章 特別支援教育・合理的配慮
6章 学びの個別化のために
7章 新学習指導要領と働き方改革
8章 教職員のキャリア開発
9章 保護者対応
特別寄稿(合田哲雄;リヒテルズ直子)
著者等紹介
平川理恵[ヒラカワリエ]
1991年にリクルート入社。1999年に留学仲介会社を起業し10年間経営。2010年に公募で女性初の公立中学校民間人校長として横浜市立市ヶ尾中学校に着任。2015年に横浜市立中川西中学校長に着任。その間、中央教育審議会教育課程企画特別部会委員として新学習指導要領改訂作業に携わる。2018年4月より広島県教育長に就任予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T-山岡
3
著者はリクルート勤務、会社社長、横浜市の公立学校民間人校長を経て現広島県教育長。65%が現在存在しない職業に就くと言われるこれからの時代に生きる子供達の教育について、並々ならぬ情熱が伝わってくるが、やや文章が「旧態依然とした学校組織」という認識に寄りがちに感じられるのが気に掛かる。無論、改革すべき点は多々あるのであろうが、現在の学校現場にもこれまでに蓄積されてきた遺産は大いにあるはずで、広島県においては、性急な改革一辺倒ではない、それらの遺産を活かしバランスの取れた教育行政の実行を願う。2020/05/04
はまちゃん
3
公立中学校でできることの限界と思っていたことが、そうではないことや新学習指導要領の理念についてふれることができました。また、どうしてこの仕事をしているのか、初めの思いを見直すことの重要性を感じた。自分も思いがあったはずだ。2018/08/14
まめ
2
【図書館】和田中の藤原元校長と同じく、著者の平川さんもリクルート出身、変なバイアスがかかってしまう(笑)。「学校の常識は社会の非常識」と言われてきたが、残業代がなかったり、部活動がブラックだったりと、別の角度から見ると、社会の非常識が通用するのが学校だ。そんな学校に切り込みを入れた実践や思考が書かれている。●先生の話は長くてわからない、文書での報告がない、子供のためという大義名分で、いろいろなことを増やす足し算な考え方。☆何でも時代に合わせて変えなければならないとは思わないが、学校の役割は教育課程である。2020/08/01
komami
2
おもしろかった。この業界に入った時に感じた奇妙さ、滑稽さを思い出した。 自分の仕事への取り組み、理解がアップデートされた。2020/01/24
Kohei Fukada
2
学校改革のフロントマンとして、現在広島県の教育長をされている平川理恵さんの、横浜市での校長としての実践をベースに書かれた本で、これからの学校のヒントが至る所に詰まっています。 校長次第で、生徒や教職員、学校、保護者、地域まで大きく変えられるのだなあと改めて実感させられました。民間人校長らしい大胆な改革と、あくまでも生徒目線を貫くところに共感を覚えました。2019/07/07