カフカとユダヤ性

カフカとユダヤ性

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  • サイズ A5判/ページ数 414p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784873802275
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C3097

目次

掟の問題について―ゲルショム・ショーレムのカフカ像
ベンヤミンの例にみられるユダヤ学的カフカ解釈に対する問い
フランツ・カフカ、マックス・ブロートと「プラハ・サークル」
東方ユダヤの物語における天の裁きと死霊と幽明界
カフカとブラツラフのナハマン―夢と期待の間の語り
カフカのアフォリズムにおけるユダヤ的モティーフ
フランツ・カフカと「上部の根」
根源とユートピアのあいだ―カフカの仮構テキストにおける主題の一貫性
カフカ―混沌と秩序幻想
フランツ・カフカにおける神話化と詩的作品形式
「書」に関する見解―長編『審判』の伝説「掟の門」の釈義について
クラム・ア・マム―カフカの小説『城』について
「これは随分たくさん書き込んである」―カフカの長編『城』の若干の部分に対するコメント
フランツ・カフカのユダヤ性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

5
「カフカとユダヤ性」について1986年にドイツで開催されたコロキウムの参加者による論文14編+編者序言。▼ざっと眺めたが、いくつかのパターンがある。1.カフカについて誰か(ショーレムとかベンヤミンとか)が論じたものをさらに論じるもの。2.他の作家と比較したり関係を論じたりするもの。3.カフカの作品に見られるユダヤ的モチーフに着目し、それに関するユダヤ思想について論じるもの。4.統一テーマにも関わらず、あまりユダヤ性と関係なくカフカの作品を論じるもの。▼さすがにカフカをダシに自説を語る式の人はいなかった。2015/12/13

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