内容説明
九州に学び、文学の道を歩んだ中国人留学生、大陸や植民地で執筆活動をした九州出身作家、激動の時代を背景に、彼らの生の軌跡を追う。
目次
序章 中国現代文学と九州
第1章 文学者郭沫若と九州の縁
第2章 陶晶孫と福岡
第3章 張資平と九州・熊本―旧制五校の青春
第4章 夏衍と北九州
第5章 上海を見ていた墓―魯迅と鎌田誠一
第6章 魯迅と長崎
第7章 「満州国」詩人矢原礼三郎と『九州芸術』
第8章 内なる自己を照らす「故郷」―坂口〓(れい)子の文学における台湾と九州
第9章 魯迅と郭沫若―その九州大学との関係
著者等紹介
岩佐昌〓[イワサマサアキ]
1942年生。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。九州大学大学院言語文化研究院教授。05年4月より熊本学園大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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