内容説明
最近の成長論の代表的な著書であるBarro and Sala‐i‐Martin(1995)と同様に、実証科学としての側面を重視して理論と実証に関する基礎的数理が展開されている。厳密性・一貫性を維持し、かつ平易な議論の展開が企図されている。特に数理的に厳密な議論が必要な部分については、補論を設定して展開がなされている。平易な展開を行なうために、数理的ロジックを直感的にも理解できるように種々の工夫がなされている。
目次
第1章 基礎的数理
第2章 集計的成長モデルの基礎
第3章 離散型の集計的成長モデル
第4章 イノベーションと経済成長
第5章 生産を伴うオーヴァーラッピング・ゼネレーションズ・モデル
第6章 連続型のダイナミカル・システムの数理的基礎
第7章 物的資本の蓄積と経済成長
第8章 人的資本と内生的経済成長
第9章 イノベーション、人的資本、および経済成長
第10章 積分と確率
第11章 経済成長の計量分析
著者等紹介
大住圭介[オオスミケイスケ]
1947年福岡県に生まれる。1970年九州大学経済学部卒業。1975年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、九州大学大学院経済学研究院教授。理論経済学、数理経済学専攻。経済学博士
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