内容説明
本書は、映像の中の音、特に「音楽」に焦点をあてた研究書である。音楽が加わることで、映像の意味が明確に伝達され、映像作品がより印象的なものになる。また、音楽の印象も、映像が加わることで、より感動的なものになる。
目次
1 序論:視聴覚コミュニケーションの諸特性
2 オーディオ・ヴィジュアル・メディアを通しての音楽聴取行動における視覚と聴覚の相互作用
3 液晶プロジェクタによる大画面映像が音と映像の相互作用に及ぼす影響
4 映像に組み合わせた音楽の各要素が映像作品の印象に与える影響
5 色彩が音楽の印象に及ぼす影響
6 音楽のリズムと映像の動きの同期が音楽と映像の調和に及ぼす効果
7 音楽と映像のアクセントの同期が映像作品の印象に及ぼす影響
8 テレビ・コマーシャルにおける音楽表現と映像表現の関係―アメリカと日本の比較
9 BGM(Background Music)が空間の印象に及ぼす影響
10 総括:視聴覚コミュニケーションの諸様相