内容説明
本書では、西ドイツの企業経営の動向について、株式会社会計制度の改編過程、コンツェルン財務の新展開、経営労務政策の変容過程、および情報技術産業の創出過程という各側面から分析し、また、西ドイツの公共政策の最近の動向、とくに連邦・州間財政調整の問題、ならびに統計改革問題についての分析を試みた。
目次
１ 企業経営の動向（独占期における株式会社会計・財務の基本構造；株式会社会計制度の「構造変化」；コンツェルンにおける利益分配政策；分析的職務評価の導入と労使関係；情報産業政策と８０年代情報産業の展開）
２ 公共政策の動向（連邦・州間財政調整をめぐる憲法紛争の発生と解決；西ドイツの人口動向と年金制度；西ドイツの統計改革―１９８７年国勢調査法の成立と意義）
