照明技師熊谷秀夫 降る影 待つ光

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  • サイズ A5判/ページ数 389p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784873762524
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

「雷の気持ちになれ!」ライトで稲妻をつくり出そうとする助手に、照明技師・熊谷秀夫はそう叫んだ―。大映京都撮影所時代から現在まで、150本以上の映画の照明を手掛けてきた熊谷秀夫の仕事を、70時間におよぶインタビューと、ともに仕事をした監督、俳優、キャメラマンの証言からつづる。照明技術、日本映画史、そして映画の根源的魅力を記録した一冊。

目次

第1章 京都
第2章 二番手の日々
第3章 陽の当たる場所
第4章 転換点
第5章 外へ
最終章 降る影 待つ光
座談会・熊谷秀夫の現場(安河内央之;水野研一;上田なりゆき;桜井雅章)
付録・「透光の樹」ロケ訪問記

著者等紹介

熊谷秀夫[クマガイヒデオ]
1928年11月1日、京都生まれ。京都市立第一工業学校卒業後、48年2月大映京都撮影所に照明係として入所。『雨月物語』『山椒太夫』『近松物語』等の溝口健二作品や、大映のカラー第一作『地獄門』等に照明助手としてつく。55年に上京、日活東京撮影所に入社。58年、『赤いランプの終列車』で照明技師として一本立ち。『非行少女』『けんかえれじい』『東京流れ者』『紅の流れ星』『「無頼」より大幹部』等を担当する。日活の路線変更以降も、ロマン・ポルノ第一作『団地妻昼下りの情事』を皮切りに、『マル秘女郎責め地獄』『天使のはらわた赤い教室』等の傑作を手がけ、一方、『潮騒』『絶唱』等の山口百恵作品にも携わる。81年に日活を退社後、長谷川和彦、藤田敏八、寺山修司、山田洋次、和田誠、平山秀幸といった多様な監督たちの作品に参加。なかでも『セーラー服と機関銃』から始まった相米慎二監督とのコンビは長く続いた。75年『東京エマニエル夫人個人教授』で日本照明技師協会奨励賞。93年『おろしや国酔夢譚』で日本アカデミー賞最優秀照明賞。96年『天守物語』で日本映画テレビ技術者協会賞。97年『学校2』で日本映画協会最優秀照明賞。04年旭日小綬章受賞。現在、日本映画テレビ照明協会会長

長谷川隆[ハセガワタカシ]
1962年、兵庫県神戸市生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。テレビ番組制作会社のADを経て映画の現場へ。沢井信一郎、和田誠、金子修介監督ほかの助監督を経て脚本を書き始める
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感想・レビュー

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