内容説明
おだやかな晩秋の光に彩られた愛の再生の物語。ジェーン・オースティン晩年の傑作。
著者等紹介
大島一彦[オオシマカズヒコ]
1947年(昭和22年)茨城県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修了。早稲田大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Maybe 8lue
39
          
            アンは昔ウェントワース大佐に求婚されるが財産の無い事に難色を示した周りに説得され諦めた。後悔と共に8年が過ぎた頃、立派に出世した彼に会ってしまう。背中にしがみつく困った甥を引き離してもらうも避けられていると感じ落胆、ハーヴィル大佐と男女の心変わりについて話した後「僕の心はあなたに打ち砕かれた時以上にあなたのものです」と手紙を貰い望みが繋がる。あの時説得に応じたのは正しかった、なぜなら…と相手に言えるのに行動は起こさないアン、何この子?しかもいい歳(笑)周りも私利私欲だらけ、それらを許す彼が立派という話!2014/10/31
          
        ごへいもち
16
          
            動画視聴。小説とは違うとはいえ当時の淑女があんなに走れるものだろうか"(-""-)"2021/11/02
          
        tomoe
8
          
            オースティンの作品で一番惹かれる。ウェントワース大佐がアンの真の心を知り、彼女が居る同じ部屋でしたためた愛の告白の手紙。それが6年の歳月を経てふたりを再び結びつける場面がとても美しくロマンチック。控えめだけれど芯の通った強さも兼ね備え、人を見る目もあり聡明なアンが好きです。2010/03/23
          
        ごへいもち
5
          
            オースティン特有のユーモアがあまり感じられないけどそれなりに面白かった。イギリスの風景写真がついていたら素敵だろうなぁ2010/07/28
          
        きりぱい
5
          
            オースティン6作品中では一番すき。そうひどく毒のある人物がいない。「高慢と偏見」に比べると、少し暗めで地味だけれど、大人びた主人公アンの好感度が高い。2009/01/05
          
        


 
               
               
               
              


