内容説明
映画監督には“巨匠”と呼ばれるユニークなキャラクターを持った人間が何人もいる。その強烈な個性に焦点を当てながら、それが具体的にどう映像に反映されていくのかを考えてみたかった。いわば、巨匠監督の個性と映像テクニックとの相関関係が、本書の大きなテーマである。
目次
黒沢明
溝口健二
小津安二郎
木下恵介
山田洋次
野村芳太郎
大林宣彦
スティーヴン・スピルバーグ
フランシス・フォード・コッポラ
クエンティン・タランティーノ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
須戸
4
映画を観る機会がほとんどないからか、なかなか内容が頭に入らなかった。ただ、スタンリー・キューブリック監督は時代を先取りしていたようで、すごいと思った。黒澤明監督の撮影技法は怖いと感じた。著者が黒澤明監督を好きなことは知っているけれど。
ちあき
3
著名な映画監督たちのテクニックを考察した本。映画監督についての本というと評伝や作家論・作品論が主流なので、巨匠とよばれる監督16人をとりあげ、それぞれがこだわった技術・技法に焦点をあてて解説するこの本のスタンスは貴重だ。体系的な記述ではなく作家論に流れがちな点を割り引いても読む価値はある。名画座やミニシアターに通いはじめたばかりの人は名作ガイドとして活用できるし、珍作凡作もたしなんできた中堅映画ファンはそれなりのウンチクを仕入れることができるだろう。映画の見方だって少し変わるかも。2010/02/01
numainu
2
評価C2015/10/23
palehorse82
0
ルネ・クレマン、ひとつも見ていない…2014/12/04
W
0
監督を知らなくても演出技術について学べる本。2021/09/17
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- 和書
- ちいさなもののいのり