内容説明
東京から横浜を経て三浦半島に至り、関東私鉄では数少ない1,435mm軌間と高速運転で知られる京浜急行。その魅力的で、スピード感あふれる車両のすべて。
目次
現在の車両(2000系;1500形;800形 ほか)
思い出車両(他社で働く京浜急行の車両たち;車両の技術的変遷;京浜電鉄1号形 ほか)
施設・車両・運転ガイド(記念列車;保存車両;車両検修設備 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
700形のサハが700形組成変更で一時期1000形に組み込まれてた時があったそうだが、加速度の著しい低下、そして地下鉄乗り入れ不可になるから短命に終わったとある。700形はサハを組み込む前提で150kwの強力電動機だが、1000形は75kwの全電動車。そこに無動力のサハを無理矢理組み込むのはやはり現実的ではない。高速性能と高加減速を両立させなければならない京急にとって「失敗作」だっただろう。さらに1000形を増備する一方で京急線内用の4扉車も増やしていくのは、並走する競争相手により有利になる激しい競争故?2020/02/10
えすてい
6
快特用2000系・新型通勤車1500形・4扉普通用800形と700形・そして京急の車両の半分を占める1000形。この本の刊行当時はまだ吊りかけ4扉車500形が空港線と深夜の新町入庫蒲田発新町行き普通で若干数残存していた。12連運用においては、2000系と700形はサハがあるが、1000形12連は全電動車なので、相当電気を食ったのだろう。1000形のモータ出力では電気をいくら食おうとも全電動車でないと高速性能と高加減速性能を発揮できなかったのだろう。私鉄の車両はカラーブックスと異なり吉村光夫著ではない。2020/02/05