B‐29日本爆撃30回の実録―第2次世界大戦で東京大空襲に携わった米軍パイロットの実戦日記

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784873662350
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0021

内容説明

いま明かされる日本空襲時の数々の困難!じつは米兵もギリギリだった。搭乗員戦死1000名以上!未帰還機200機以上。

目次

「ウルフ集団」カンザスに集合
25番クルー
西へ長途の飛行
落胆と焦燥―出撃延期
東京初空襲
サイパンへ報復空襲始まる
飛行隊の未帰還機
兵団人事大異動
危機一髪
潮流変る
集中焼夷弾空襲
緊急避難地・硫黄島
諸君、酸素マクスを捨てろ、ルメイここにあり
交替・帰国への秒読み
故国へ
ハップ・ハローラン航法士の虜囚譚

著者等紹介

マーシャル,チェスター[マーシャル,チェスター][Marshall,Chester]
1917年生まれ、米国ミシシッピー州出身。ボーリングリーン商業大学卒業後、23歳でアメリカ陸軍航空隊に志願入隊。1944年4月第21爆撃兵団・第73爆撃飛行団配属。1944年11月24日B‐29東京初空襲参加、以降日本空襲・偵察任務飛行にパイロットとして30回出動。戦後中尉として10年空軍勤務のあと、新聞・出版業界で30年活動。退職後、B‐29の日本空襲作戦に関する著述に専念

高木晃治[タカキコウジ]
1933年大分県佐伯市生まれ。京都大学経済学部卒業。会社員、会社役員として40年勤務後、航空戦史の研究・翻訳・著述を開始
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tsuyoshi1_48

2
迎撃側の戦記は多くものされていますが、日本語では珍しい爆撃した米国側の手記。B29は当時としては規格外性能を持つ超兵器であり、圧倒的な生産力を背景とした大編隊で日本軍を圧倒したというのが定説です。しかし当然ながら彼らとて、敵地上空での戦闘という特異な状況での恐怖と戦いながら、ひたむきに任務を遂行したのでした。「鬼畜ルメイ」と恐れられた猛将・カーチス・ルメイは、味方にとっても鬼畜だったのですね。。。2010/09/13

Job

0
サイパン島からの30回の出撃を生き延びたB-29パイロットの手記。 先祖を爆撃し焼き殺した、といった感情を抜きにして読めば、祖国の為に身を捧げ、危険や恐怖を乗り越えて任務を果たしながらも人間らしさを失わないというか、ちゃっかりとしたエピソードも多々含まれた面白い本です。2014/06/25

ryo_skd

0
迎撃側ではなく爆撃した側の戦記であり、非常に興味深い内容。特に日本側の迎撃体制の貧弱さが言われるが、爆撃機パイロット側にとっては決して少なくない驚異だった事がよく伝わってきた。著者のB29シリーズの翻訳にも期待したい。2011/01/07

まむし

0
空爆される側(山田風太郎)を読んだのでする側のも読んだ。楽じゃない。2020/01/07

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