目次
第1章 食品が本来もっているリスク(どのような物が食品(食べ物)なのか
危険な食べ物を普通に食べている日本人
ふだんの食べ物も、見方を変えれば危険な物
食べ物の安全性を確保するために必要なこと)
第2章 食中毒の種類とパターン(食中毒の原因となる主な微生物;自然毒や化学物質による食中毒;食中毒のパターンと発生数)
第3章 微生物による食中毒の防ぎ方(食の常識と食中毒予防の3原則;家庭での食中毒予防のポイント―家庭版ハサップ;事業所での食中毒予防のポイント)
第4章 食品のリスクとリスクコミュニケーションの重要性(食品安全管理の新しい手法―フードチェーンアプローチとリスク分析;コーデックス委員会が広めたリスク分析;遺伝子組換え作物の安全性評価;本来のリスクとは関係ない怖がり方;リスクコミュニケーションの不足とゴースト効果;リスクコミュニケーションの重要性)
補論 食品テロと食品防御(フード・セーフティ(食品安全)とフード・ディフェンス(食品防衛)
食品テロ研究を始めたきっかけ
食品テロに対する各国の反応
日本でのチェックリストの作成)
著者等紹介
今村知明[イマムラトモアキ]
奈良県立医科大学健康政策医学講座教授。1988年、関西医科大学卒、1993年、東京大学医学系大学院にて博士号取得(医療情報学分野)、同年厚生省に入省。以後、厚労省や文部省などで、食品保健行政(BSE事件などを担当)や学校保健関連の行政(O157事件などを担当)、感染症行政(薬害エイズなどを担当)に従事。2002年より東京大学医学部附属病院に勤務、2003年より同助教授。2004年より、企画経営部長として病院管理、医療経営関連の実務と研究の実績を重ね、2007年より現職。現在は、健康危機管理、食品保健、公衆衛生、健康政策、医療政策、医療経営、医療経済を研究している。2008年2月~6月、日本生協連の冷凍ギョーザ問題検証委員会(第三者検証委員会)委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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