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プリオン病―正式には伝達性海綿状脳症と言います
これが感染型プリオンたんぱく質の姿です
データによるリスク評価には限界があります
単に20ヶ月齢以下なら安全ということではないのです
特定危険部位(SRM)の除去は重要な対策の要です
ヒトからヒトへの感染は全く評価されていません
これから問題なのは持続性の低度汚染状況です
潜在感染者は1万4000人というデータも出てきました
リスク評価ではバランスも必要です
診断基準に不備があるのではないでしょうか
必要なのは諮問の内容が適切かどうかを評価できる仕組みです
新たに「食品安心委員会」をつくるべきです
著者等紹介
金子清俊[カネコキヨトシ]
1993年から、海綿状脳症の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したスタンリー・B・プルシナー教授に師事、帰国後、1999年から国立精神神経センターの部長、2005年から東京医科大学の主任教授。2003年に食品安全委員会が設置されると同時にプリオン専門調査会の座長代理、リスクコミュニケーション専門調査会の委員に就任。2006年の3月にプリオン専門調査会の専門委員を辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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