内容説明
石油化学品を取り扱うビジネスマンのための入門書。ナフサ相場の基礎と仕組み、マーケットとの付き合い方をクローズアップ。
目次
第1章 ナフサと石油化学の基礎(ナフサとは;ナフサの種類 ほか)
第2章 国産ナフサ価格とナフサフォーミュラの歴史(石化黎明期;第一次ナフサ戦争 ほか)
第3章 国産ナフサ価格とナフサ相場の見方(国産ナフサ価格とその決定時期;MOF価格の構成 ほか)
第4章 石油化学製品の国内相場とアジア相場(ナフサフォーミュラの落とし穴;価値とは何か?ナフサフォーミュラを超えて ほか)
第5章 未来のマーケットと石化産業(ナフサクラッカーは淘汰されるのか;栄養を与えなければ、やがて朽ちる ほか)
著者等紹介
柳本浩希[ヤナギモトヒロキ]
1985年、千葉県に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業後、総合化学メーカーに就職し、石化コンビナートのバックオフィス、ナフサの調達、合成樹脂の営業に従事。2016年にAmerex Petroleum Corporation東京支店入社。執筆現在、株式会社アメレックス・エナジー・コムにてナフサ取引の仲介のほか、ナフサ/石油化学の情報誌の編集責任を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこち
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石化に関わるようになったので、入門書として読んでみた。国産ナフサ、期ズレなどの言葉を知っていたつもりだったが、表面上の言葉でしか理解していなかったと痛感した。どれも過去から当たり前に存在していたものではなかった。歴史も長いわけではないが、激動の流れの中に誕生した!当たり前は当たり前ではなかった。 国産ナフサ、期ズレなどただ受け入れるしかないと思っていたが、読んで考え改まった。ナフサ値下がり局面での期ズレ・在庫損はただ受け入れざるを得ないという認識だった。ただ、それがいつでもの最適解じゃないとは目が鱗。2025/04/28
はせがーとも
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ナフサ輸入の解禁などの石油精製と石油化学の歴史、ナフサ価格連動の価格設定の考え方やデメリット。めっちゃおもしろい2024/04/18