内容説明
「SPRESENSE」は、ソニーが独自開発したIoT向けセンシングプロセッサーを搭載した開発ボードです。省電力で高い計算能力と豊富なセンシング機能を備えていることが特徴です。本書はSPRESENSEの基本的な使い方とソニー独自のAIツール「Neural Network Console」を使用したIoT向けの組み込みAIを解説します。本書で取り上げるのは、リアルタイムでの画像認識、マイクとオートエンコーダを使った異常検知、物体抽出、音声コマンドの認識、加速度・ジャイロセンサーを使ったモーション認識など。Arduino IDEとGUIベースのNeural Network Consoleを組み合わせることで、AIの初学者でも容易に組み込みAIを実現できるでしょう。
目次
1章 Spresenseとは?
2章 Spresenseの周辺機器を動かす
3章 Spresenseの演算機能を使いこなす
4章 Neural Network Consoleとは?
5章 ニューラルネットワークを組み込み向けに最適化する
6章 SpresenseでAIを動かす
7章 カメラでリアルタイム画像認識を行う
8章 マイクとオートエンコーダで異常検知をする
9章 セマンティックセグメンテーションで物体抽出を行う
10章 スペクトログラムを使って音声コマンドを実現する
11章 加速度・ジャイロセンサーを使ったモーション認識
著者等紹介
太田義則[オオタヨシノリ]
東京理科大学工学部卒、東京理科大学電気工学研究科修士課程修了。1993年富士写真フイルム株式会社入社。電子映像関連の開発に携わる。デジタルカメラフォーマット(EXIF)のGPS記録規格化、インターネットプリントサービスの開発・事業化を推進。2000年ソニー株式会社入社。ARIB/JEITAにて地上デジタルテレビ放送規格化とともにソニーのデジタルテレビ開発に従事。主にデータ放送対応機能を担当。その後、インターネット対応テレビの開発やスマートグラスの開発を担当。2016年ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社転籍。「SPRESENSE」の開発・事業化を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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