内容説明
プログラマーに向けた現代的なソフトウェアアーキテクティングの入門書!ソフトウェアアーキテクチャとデザイン思考の基礎から、ソフトウェアアーキテクトが持つべき本質的なスキルや知識までを網羅。実用的なアーキテクチャ設計手法を38個のアクティビティとして紹介。
目次
第1部 ソフトウェアアーキテクチャ入門(ソフトウェアアーキテクトになる;デザイン思考の基礎)
第2部 アーキテクチャ設計の基礎(デザイン戦略を立てる;ステークホルダーに共感する;アーキテクチャ上重要な要求を掘り下げる;アーキテクチャを選ぶ(君がアーキテクチャに選ばれる前に)
チームのアーキテクト力を強める)
第3部 アーキテクトの道具箱(問題理解のアクティビティ;潜在的な解決策を探るアクティビティ;設計をタンジブルにするアクティビティ;設計の選択肢を評価するアクティビティ)
付録A コミュニティ貢献者の略歴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
6
【概要】ソフトウェア設計をどう進めるかを解説した入門書。【感想】なによりもまず自分が知識にしても実践にしても本書を読む段階に達していない。ステークホルダーとの対話やチームメンバーのアーキテクト力の拡張など、アーキテクトには技術面に留まらない多面的な能力が求められることが知れた。完成した設計などなく時間が経つにつれて変化せざるを得ない。設計の判断や根拠の過程を残しておくことが重要になる。アジャイル開発が念頭に置かれているのだろうと思う。2023/11/01
calicalikoume
6
13章チームのためのアーキテクト力を強めるが特に参考になった。チームに実践の機会を安全に与えつつ権限委譲していく流れを、うまく自分の現場にも組み入れたいと感じた。全体的に難易度が高く走り読みの部分が多くなってしまったので、もう少し経験を積んでから改めて読み直したい。2023/07/21
冬佳彰
6
会社の福利厚生で購入。ありそうでなかった切り口の本だな。アジャイルな(最初のほう以外は前面に出てこないが)開発におけるアーキテクチャの決定はどうあるべきか、その方法論は?といった内容を、かなり上流から書き起こしてくれる。内容的には三部に分かれていて、二部までが順序性のある方式論、概念説明、第三部は「道具箱」という構成。全体的にかなり抽象度が高く、デザインパターンなどのサンプルを求めて購入すると、「なんじゃ、これは?」となるだろう。読み手のポジションを選ぶが、かなりの力作だ。会社のデスクに入れておこうっと。2019/12/16
Kazuyuki Koishikawa
4
モジュール間の構成とかそういうの確かに考えて作ることしないでどんどん建て増すから読んで反省して欲しい。2019/12/25
mft
3
プログラマーより一段高い視点からソフトウェア構築の現場を回していくためのガイドブック。多分また読み返す2019/12/26