内容説明
レガシーコードとは、バグを多く含み、壊れやすく拡張が難しいコードを指します。このようなコードの保守と管理には多大な労力がつぎ込まれることになります。しかも一度作ってしまったレガシーコードの質を上げるには、初めから質の高いコードを作るよりも膨大なコストがかかります。本書では、ソフトウェア開発において、初めからレガシーコードを作りださないためのプラクティスを9つ挙げて解説します。プロダクトオーナーは目的を語り、やり方は開発者に任せること、小さなバッチで開発を進めること、継続的に統合すること、チームメンバーで協力することなど、日々の開発に取り入れる考え方と具体的な実践について各章で分かりやすく解説します。信頼性や拡張性が高いソフトウェアをリリースしたい開発者、運用管理者、マネージャに必携の一冊です。
目次
第1部 レガシーコード危機(何かが間違っている;CHAOSレポート再考;賢人による新しいアイデア)
第2部 ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス(9つのプラクティス;プラクティス1 やり方より先に目的、理由、誰のためかを伝える;プラクティス2 小さなバッチで作る;プラクティス3 継続的に統合する;プラクティス4 協力しあう;プラクティス5 「CLEAN」コードを作る;プラクティス6 まずテストを書く;プラクティス7 テストでふるまいを明示する;プラクティス8 設計は最後に行う;プラクティス9 レガシーコードをリファクタリングする;レガシーコードからの学び)
著者等紹介
バーンスタイン,デビッド・スコット[バーンスタイン,デビッドスコット] [Bernstein,David Scott]
IBM、Microsoft、Yahooを含む何百もの会社の何千人もの開発者とソフトウェアを作る情熱を共有してきた。彼の会社To Be Agile社は、テストファースト開発、ペアプログラミング、リファクタリングといったエクストリームプログラミングのプラクティスをチームに適用するのを助けている
吉羽龍太郎[ヨシバリュウタロウ]
株式会社アトラクタFounder兼CTO/アジャイルコーチ。アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティングを中心としたコンサルティングやトレーニングに従事。野村総合研究所、Amazon Web Servicesなどを経て現職。認定チームコーチ(CTC)/認定スクラムプロフェッショナル(CSP)/認定スクラムマスター(CSM)/認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)。Microsoft MVP for Azure。青山学院大学非常勤講師(2017~)
永瀬美穂[ナガセミホ]
株式会社アトラクタFounder兼CBO/アジャイルコーチ。受託開発の現場でソフトウェアエンジニア、所属組織のマネージャーとしてアジャイルを導入し実践。アジャイル開発の導入支援、教育研修、コーチングをしながら、大学教育とコミュニティ活動にも力を入れている。産業技術大学院大学特任准教授、東京工業大学、筑波大学非常勤講師。一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会理事
原田騎郎[ハラダキロウ]
株式会社アトラクタFounder兼CEO/アジャイルコーチ。アジャイルコーチ、ドメインモデラー、サプライチェーンコンサルタント。Scrum@Scale Trainer/認定スクラムプロフェッショナル(CSP)。外資系消費財メーカーの研究開発を経て、2004年よりスクラムによる開発を実践。ソフトウェアのユーザーの業務、ソフトウェア開発・運用の業務の両方を、より楽に安全にする改善に取り組んでいる
有野雅士[アリノマサシ]
株式会社アトラクタアジャイルコーチ。アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティングのコンサルティングやコーチを行っている。認定スクラムプロフェッショナル(CSP)/認定スクラムマスター(CSM)/認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)。一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会理事(2016~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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