内容説明
本書は、コンテナを使った分散システムのデザインパターンについて解説する書籍です。コンテナとコンテナオーケストレーションを使うことで、分散システムの設計をパターン化でき、スケーラブルで信頼性の高いサービスをすばやく構築できます。はじめにシングルノードパターンとして、分散システム内の個別ノード上に存在する再利用可能なパターンやコンポーネントについて説明し、次にWebアプリケーションのように継続的にサービスを提供するシステムを対象にしたマルチノードの分散パターンを紹介します。さらにイベント駆動処理、ワークフローの統合を含む大規模なバッチデータ処理の分散システムパターンを解説します。可用性の高い分散システムの開発が効率的に行えるパターンを多数紹介する本書は、開発及びインフラエンジニア必携の一冊です。
目次
第1部 シングルノードパターン(サイドカー;アンバサダ;アダプタ)
第2部 マルチノードパターン(レプリカがロードバランスされたサービス;シャーディングされたサービス;スキャッタ・ギャザー;ファンクションとイベント駆動処理;オーナーシップの選出)
第3部 バッチ処理パターン(ワークキューシステム;イベント駆動バッチ処理;協調的バッチ処理;まとめ:新しい始まり?)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ninn.atsu
7
デザインパターンの本なので、コンテナの基本とかある程度の考え方を理解した上で読むと非常に興味深く読める。コンテナでシステム設計をするときにどういう思想で行えば良いのかについて書いた上で、具体的な例題を載せているので、為になる。後半は本当に必要なのか、使う機会が来るのかなという感じで流し読みしました。少し利用するケースが少ないように思う。知識として知っていれば、設計の幅が広がると思うので、コンテナ関連のシステム設計を行う時には隣に置いておくと良いかも。それほど分厚い本でもないのでさらっと読めるのも良いかな。2019/05/06
staxarax
3
面白そうだったので。 文中にもあるが、この手の分散システムは性質上 流用があんまり効かないながらも、デザイン例が紹介されている。 イベント駆動であったりFaaSなど あんまり馴染みがないものにかんしては概念に感銘した。 詳細に関しての説明の多さがおおく、現実的な構築であったり構築例等は無く。 無限のお金や無限のリソースがある前提で語られていたりが多く、森ではなく木を見ている雰囲気を感じた。 大局的な見方の説明がもう少しあっても良いと思った。 似たジャンルの本も多くなくニッチな良い本だと思う。
Pamyu
3
- シングルノード(サイドカー(機能拡張)、アンバサダ(ノード内に大使館を置くことで外部に出やすく)、アダプタ(外からの振る舞いをプロキシして変更)) - マルチノード(ロードバランス/シャーディングとキャッシュ/スキャッタギャザー) - FaaS ( イベント駆動。マイクロサービスとの違い、同期/非同期 ) - オーナーシップ選出 (etcd) - バッチ処理 (キュー / イベント駆動 / ワークフローの要素(コピア、フィルタ、スプリッタ、シャーダ、マージャ) / JOINパターン ) PubSub2020/01/05
浮光
2
文鳥の本。2010年代後半から事例紹介とかで見られるようになった分散システムのパターンを解説してくれる本。2020年代の開発ではマストなバックエンド知識になると思う。めっちゃ人に勧めたい。2022/03/17
funa1g
2
分散処理といっても、FaaSのようなパーツとして処理を行うものから、コンテナオーケストレーションやバッチ処理のような連携して処理をするタイプまで幅広くデザインパターンが紹介されている。一部はk8sやFargateでのPodの設計に使えるコンテナ間の連携のパターン、二部はk8sのDeploymentのようなコントロールプレーンの設定のパターンを中心に、三部ではKafkaやdigdagのようなイベント・バッチ処理に焦点を当てて。自分が必要なところを読むのが良いと思う。2020/02/06
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