出版社内容情報
計画と見積もりを作り、計測を行い、キューとボトルネックを視覚化し、カンバンを作り、それを使う方法を網羅した書籍。
カンバンの導入についての本格的な入門書!
本書は、計画と見積もりを作り、計測を行い、キューとボトルネックを視覚化し、カンバンを作り、それを使う方法を網羅した書籍です。カンバンを導入するための実践的な入門書。
内容説明
チームの仕事や課題を見える化する手法「カンバン」について、その導入から実践までをイラストでわかりやすく解説する書籍です。カンバンの原則や流れの管理などの入門的な事柄から、サービスクラス、メトリクスの使用、プロセスの改善など、一歩進んだ応用的な話題までを網羅的に解説します。カンバンを一から学びたい、組織で使ってみたい方に最適な一冊です。
目次
第1部 カンバンの学習(チーム「カンバネロス」のはじまり)
第2部 カンバンの理解(カンバンの原則;作業の見える化;作業項目;仕掛り作業;カンバンの落とし穴;ゲームで教えるカンバン)
第3部 カンバンの応用(サービスクラス;計画づくりと見積り;プロセスの改善;改善のガイドとなるメトリクスの使用;WIP制限;流れの管理)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Thinking_sketch_book
19
★★★★★ カンバンを使った仕事の考え方から仕事の進め方、ポイント、クセ、導入方法など全体がよくまとまっている。もう一度再読したい1冊。2017/10/14
galoisbaobab
12
世の中「働き方改革」ブームでホーリツで働く時間を短くしてくれるようなんだけど仕事が減るわけでもなく工期も相変わらずムチャクチャ短くって脳みそないヤツが「生産性あげましょー」ってノーテンキに叫ぶ中、どーすんの?オレ?って思わず藁にもすがる思いでポチる人は多いんでしょうね。とにかく計測できないものを改善することはできないって意見には賛成。いろいろ推測しながら試行錯誤してやってくっきゃないんだよね。でも、QCDはOK、それぞれのプロジェクトで完璧!でもなぜか会社は赤字なんだよねーってサムイことならないようにね。2017/04/16
Kazuki Eguchi
4
これを読んで一人カンバンを実施中。やらなければならないタスクとその進捗を明確化するのに役立っています。 また、「始めることを終わらせて、終わらせることを始めよう」という言葉が印象的でした。マルチタスクよりシングルタスクがよい、ということでしょうか。 GTDとも併用できそうです。
or1ko
3
カンバンに関わることがあり、以前から何者なのか興味があったこともあって読んでみた。リーンやTOCと関連がある話だったことに驚いた。TOCは、ソフトウェア開発では、日々の業務が複雑すぎて、適用は難しいと感じていたが、このカンバンを用いると、日々のプロセスが単純化および見える化され、TOCにおけるボトルネックが見える化することに感動した。内容としては、最初はとっつきやすく、後半は内容が難しくなってきて、終盤なかなか読み進められなかった。でも、カンバンについて学ぶならきっと良い本だと思います。2018/06/05
monotony
3
トヨタ生産方式で用いるカンバンの考え方をソフトウェア開発プロセスに適用。根幹にあるのはチームによる見える化と改善の繰り返し。他のアジャイル手法のように型の決まったプラクティスやツールがあるわけではないので、いくらか取り組みやすいだろうか。いや型やツールがない分、上級者向きか?いずれにせよ大事なのはチームですね。2016/04/16