C/C++セキュアプログラミングクックブック〈VOLUME2〉対称鍵暗号の実装

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 295p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784873112138
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3055

内容説明

ネットワークにおけるセキュリティ問題の大半はソフトウェアに原因があります。堅牢なソフトウェアを開発するには専門的な知識が必要であり、その習得はプログラマにとって急務の課題であるといえます。本書はWindowsならびにLinuxを含むUnixプラットフォームで、セキュアなプログラムをC/C++で記述するためのテクニックを一問一答形式でわかりやすく解説します(全3巻)。プログラミングの際に遭遇する問題を網羅し、そのまま使えるサンプルコードを豊富に収録した本書は、すべてのプログラマにとって必携の書となることでしょう。このVOLUME2では「対称暗号」「ハッシュ」「メッセージ認証」「乱数」など、対称暗号技術の基礎とそのセキュアな応用方法を扱います。

目次

1章 対称暗号の基礎(暗号アルゴリズムで使用される鍵を表現する;ランダムな対称鍵を生成する ほか)
2章 対称暗号(複数の暗号化アルゴリズムを使用すべきか;暗号化アルゴリズムの中から最適なものを選択する ほか)
3章 ハッシュとメッセージ認証(ハッシュおよびMACの基礎を理解する;メッセージダイジェストまたはMACを複数サポートをするかどうかを決定する ほか)
4章 乱数(使用する乱数の種類を決定する;汎用APIによる乱数性とエントロピーの実現方法 ほか)

著者等紹介

ビエガ,ジョン[ビエガ,ジョン][Viega,John]
セキュリティの専門家として知られ、Secure Software社の創立者にして主任研究員である。ソフトウェアのセキュリティツールを多数世に送り出しており、GNUのメイリングリストマネージャであるMailmanの初代の開発者である。Virginia大学でコンピュータ科学の学士号ならびに修士号を取得。Virginia Techでコンピュータ科学の助教授ならびにCyber Security Policy and Research Instituteの上席研究員を務める。Open Web Applications Security Projectの技術評議委員でもある。またワシントンDCでセキュリティ研究会を主催し、毎月セキュリティ分野の専門家によるセミナーを開いている。80を超える技術図書、研究論文、および業界記事を執筆あるいは共著している

メシエ,マット[メシエ,マット][Messier,Matt]
Secure Software社の技術部長を務めるセキュリティの権威で、20年近くにわたりプログラミングに従事している。Network Security with OpenSSLを共著した他に、RATS、Safe C String Library、および擬似乱数ジェネレータを安全にシードするためのEGADS(Entropy Gathering and Distribution System:エントロピー収集分配システム)を共同で開発した。Secure Software社に参加する以前は、IBMおよびLotusにてOS/2用のSmartSuiteおよびOpen32の開発に従事し、そこでソースレベルおよびアセンブリレベルのデバッグ技術とオペレーティングシステムについて貴重な経験を積んだ

岩田哲[イワタテツ]
東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(電気・電子工学専攻)、博士(工学)。茨城大学工学部情報工学科助手。専門は現代暗号理論。特に、ブロック暗号、暗号化モード、メッセージ認証コードの構成法と安全性解析の研究に従事。メッセージ認証コードOMACの開発者の一人として知られる。国際暗号学会(IACR、The International Association for Cryptologic Research)会員

光田秀[ミツダシゲル]
1958年広島県生まれ。京都大学工学部卒。政府研究機関にて科学技術系のプログラム技術に従事した後、フリーになり、科学技術系の翻訳、ソフトウェアの開発に携わっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。