内容説明
Webサービスは異なるプラットフォーム上の、異なるプログラミング言語で書かれたアプリケーション同士が情報交換を行うための技術。アプリケーションはあるときはクライアントとなって他のサーバ上のサービスを利用し、あるときはサーバとなって他のクライアントにサービスを提供する。サプライチェーンマネジメントなど、アプリケーション統合を行う上で重要な技術として、現在注目を集めている。本書はSOAP、WSDL、UDDIなどのWebサービスの基礎として用いられる技術と、Javaでの実装方法を詳しく説明。またJavaを用いて、Webサービスを活用する方法の多くを紹介し、EJBやJMSなどJ2EE技術との統合、セキュリティや相互運用性の問題に関しても解説する。
目次
1章 Webサービス入門
2章 コンポジットコンピューティングモデルの内側
3章 SOAP:相互運用性の基礎
4章 SOAP‐RPC、SOAP‐Fault、MustUnderstand
5章 WSDL(Web Service Description Language)
6章 UDDI(Universal Description,Discovery,and Integration)
7章 JAX‐RPCとJAXM
8章 J2EEとWebサービス
9章 Webサービスの相互運用性
10章 Webサービスのセキュリティ
著者等紹介
チャペル,デイビッド・A.[チャペル,デイビッドA.][Chappell,David A.]
Progress Software Corp.の副社長兼SonicMQの開発責任者。18年間にわたり、ソフトウェアの開発とインフラの構築に関わってきた。Progress社の誇るSonicMQの技術部門の関に社として、最も早く、拡張性と信頼性があり、耐障害性を持つJMSの実装の設計と開発を監督した。ほかにインターネットに基づいたミドルウェアと分散オブジェクトシステムの設計と開発の経験を持つ。その中にはC++、Java、DCOM、CORBA、EJBといった技術が含まれている。さらに、クライアント/サーバのインフラストラクチャ、GUI、言語インタプリタ、各種ユーティリティライブラリ開発の経験などもある
ジュエル,テーラー[ジュエル,テーラー][Jewell,Tyler]
BEA Systems,Inc.の技術開発責任者。エンタープライズテクノロジにおける教育者でもある。しばしば企業イベントで講演を行っており、Software Developer’s Expo、O’Reilly Conference、Java Developer’s Conferenceでもスピーカーを務めた
長瀬嘉秀[ナガセヨシヒデ]
1986年東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞を経て、1989年テクノロジックアートを設立。OSF(Open Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとしてDCE関連のオープンシステムの推進を行う。OSF日本ベンダ協議会DCE技術検討委員会の主査をつとめる。現在、株式会社テクノロジックアート代表取締役。UMLによるオブジェクト指向セミナーの講師、UML関連のコンサルテーションを行っている。ビジネスオブジェクト推進協議会(CBOP)BOテクノロジ分科会主査(常務理事)OMGでUML Profile for EDOCの提案者、ISO/IECJTC1 SC32/WG2委員、情報処理相互運用技術協会(INTAP)オープン分散処理委員、電子商取引推進協議会(ECOM)XML/EDI標準化調査委員
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