目次
食（一）―運命の出会いというものは、たしかにあると思う
人―人は否応なく変化する
暮―年相応の格好が、できない
食（二）―つまるところ愛なんじゃないかと思う
季―私は自分の誕生日が好きである
旅―感情というより、もっと細胞的に好きなのだ
著者等紹介
角田光代［カクタミツヨ］
１９６７年神奈川県生まれ。９０年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞、９６年『まどろむ夜のＵＦＯ』で野間文芸新人賞、９７年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、２０００年『キッドナップ・ツアー』で路傍の石文学賞、０３年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、０５年『対岸の彼女』で直木賞、０６年『ロック母』で川端康成文学賞、０７年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
91
オレンジページ…懐かしい。病院、美容院どこに行ってもラックの中に置いてある。どの年齢層でも読める読み物。創刊から気に入ったものを買っていたなぁ。無傷で今でもページを繰るのは「お正月料理」そんな自分の女としての時間が動き出した頃に角田さんも同じものを読み、またエッセイを書いていたと思うと親近感がわきます。一つ一つに頷き、ふふっと笑いが込み上げ、また前に戻って読み返し。なかなか「おしまい」と本を閉じることができなかった。年齢の話、スパッツｏｒレギンスもそういうことあるよね～。40代50代には懐かしい話かも。2013/03/08
ねむねむあくび♪
77
図書館の本。別に、お歳を召した男性のエッセイと交互に読んでいたが、どちらも趣が異なって、飽かず愉しく読み終えた。角田さんの明るくほがらかな人柄が出ていて、読んでいて楽しい♪同世代の女友達とおしゃべりしているように「ふんふん、それでそれで？」と相づちをいれるように共感しながらの、楽しいヒトトキでした～♪(^-^)2015/09/05
AKIKO-WILL
64
オレンジページで掲載されていたエッセイ！だからか、食べ物に関するモノが多く読んでいると無性に食べたくなりました。角田さんのエッセイはやっぱり肩の力が抜けていて読んでいて楽しかったです。2015/02/22
しょこ
46
共感ポイントが多くにまにま＆ゆるーっとした気持ちで読める角田さんのエッセイ。角田さんなんかいいよなぁ～、あくせくせず、こう…派手じゃない感じが。温度感が合う～☆偏食傾向にあったが、一念発起いろんな食材に挑戦しているとのこと。ダイエット至上主義の昨今(言い過ぎ⁉笑)、こんなにも食べる幸せをほくほくと語ってくれると嬉しい。それでも、少食だなんて羨ましいような、かわいそうなような。続編も楽しみ～☆2018/05/29
ネムコ
42
私は知り合いが、自分の好きなもののことを楽しげに話すのを聞くのが好きです。この本には角田さんの好きなものことがいっぱい詰まっている。食べることが好き。料理が好き。家電が好き。旅が好き。読んでいるこちらの方まで楽しくなります?2018/07/04
