内容説明
破壊された街並み。家族を捜して廃墟を彷徨う男達。ガレキに眠る母の墓標へヒマワリを、幼子は鉄筋(鍬)を握った。悲しみが集うとき、新たな絆が生まれる。書き下ろし全四話。死者299名、長崎大水害。濁流がアーケードを襲い、街は海と化した。土砂に埋まった娘を母は…。(RMは突然に・濁流の果て)孫との約束を果たすため、虫捕り網を手に異形の敵と戦う男。ついには最恐の化け物が。(セミ捕りおじさんのミッション・ポッシブル)二日で白骨遺体になった男。天井に潜むのは、新種のウイルスか。新旧・男女の刑事が謎を追う。(変能力者の憂うつ6 われは死出虫)
著者等紹介
高見翔[タカミショウ]
福岡県出身。大手信販会社に勤務後、日本語教師として渡米。その後、ベルビュー大学で社会学等を学び、塾講師を経て現在に至る。環境問題や異文化理解をテーマに執筆、チャリティー本も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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