内容説明
青年将校が聖上の聖明を曇らせる妖雲を打ち払ったことによって、彼らが目指した「天皇親政」が実現した結果、決起は失敗した。かつてない歴史観に基づいて昭和史の謎を解き明かす。
目次
第1章 理解のための前提
第2章 国体明徴運動
第3章 軍閥抗争
第4章 助走
第5章 突進
第6章 壊滅
著者等紹介
三浦由太[ミウラユウタ]
1955年岩手県水沢市生まれ。1982年山形大学医学部卒。1989年整形外科専門医。1993年医学博士。1994年開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
21
内容は斬新には感じませんが、真崎大将の命乞いとそれに対する小川法務少将のコメントはかなり印象的でした。2025/08/12
そ
2
前から二・二六事件について知りたいと思っていたところ、たまたま見つけたので手に取った本です。事件については概要しか知らない程度でも説明が丁寧だったので内容も理解できました。同事件について書かれた他の書籍は読んでいないので比較はできませんが、関連人物や組織がどのように考えていたのかが詳細に語られているように思います。 相沢中佐の凶行についても細かく書かれていて、興味深く読みました。ところどころで引用されている本や手記などもいつか読んでみたいです。2022/08/27
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