内容説明
「私にはオーストラリア裁判による刑がまだ数年残っている。ラバウル時代の部下が不当な裁判で刑を受け、ラバウル刑務所からマヌス島に移され苦労している。私もマヌス島で服務できるようにしてもらいたい」巣鴨の獄中から妻の久子を介してマッカーサー司令部に懇願し、六十五歳の今村均は赤道直下の環境劣悪な戦犯収容所に向かった…。
目次
第1章 ラバウル
第2章 軍司令官の決断
第3章 時間との競争
第4章 籠城
第5章 戦線崩壊
第6章 戦後は終わらず
著者等紹介
岡田幸夫[オカダユキオ]
1947年、群馬県桐生市生まれ。1970年、東北大学工学部電子工学科卒業。大手電機メーカーの半導体部門に35年間勤務。500坪の畑に年間40種の野菜を育てている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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