内容説明
菊か葵かと彷徨いながら、いずれ愛惜に散るも潔し。日本の夜明け前、激動のうねりに身を投じた若き因藩の志士たちの運命を描く。
目次
流されるままに―孤独な藩主
たった一人の逃亡者―大政変の陰に
落花流水―本圀寺事件あと先
揺るがぬ契りの果て―水戸は遠く蝦夷遥か
夕日が沈む―仇討事情
無常の風に誘われて―気丈な女の影
ためらい雪―小さな橋から
旅情に慰む―因藩烈士事情
轟音の彼方―山国隊誕生
血の盟約書―甲州勝沼雨の初陣〔ほか〕
著者等紹介
毛利宏嗣[モウリヒロツグ]
昭和19年東京生まれ。昭和41年東洋棉花(株)((株)トーメン・現豊田通商(株))入社。トーメングループ役員・鉄鋼会社役員・国士舘大学政経学部非常勤講師等を経て現在に至る。毎日新聞社第一回若手経営者・管理職体験記コンクール入賞、「正論」創刊二十五周年記念企画「ノンフィクション」入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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