内容説明
グローバル化社会の求める人材は異文化交流によって育っている。自己の力で特性を伸ばしてきた帰国生の高校受け入れを促進してきた著者の教育体験記。
目次
1 帰国生の異文化体験に学ぶ(都立高校最初の帰国生受け入れ校に赴任して;海外の学校生活を体験している帰国生 ほか)
2 帰国生・外国人生徒が生き生き学べる高校づくり(教育のグローバル化を先行させた帰国生の存在;都立国際高校(仮称)の開設準備 ほか)
3 退職後は帰国生問題に専念(海外子女教育振興財団に勤務;都道府県別にばらばらの帰国生受け入れ ほか)
4 海外の学校制度の下で学んできた帰国生を評価(帰国生への対応の差が気になる公立校と私立校;日本人学校とインターナショナルスクールの相違 ほか)
5 教育のグローバル化における課題(異文化への目覚め;日米の学校教育の相違点に気づく ほか)
著者等紹介
齊藤源三郎[サイトウゲンザブロウ]
1934年(S09)東京都生れ、太平洋戦争中群馬県に疎開。1958年(S33)東京教育大学文学部(東洋史専攻)卒業。1959年(S34)東京都公立学校教諭勤務、足立ろう、向丘高、羽田高、紅葉川高。1980年(S55)三田高校8年間帰国生担当。1988年(S63)国際高等学校開設準備要員、教諭、1年間開設準備、4年間国際部部長、国際学科主任。1993年(H05)(財団法人)海外子女教育振興財団勤務(嘱託)10年間教育相談員。2003年(H15)外務省大臣官房人事課子女教育相談室勤務(嘱託)5年間教育相談員。2008年(H20)退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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